今週を振り返って感じた事も含めてつれづれと記す。

今回は私の告白に付合って頂きたい。おおよその知人は気が付いておられるだろうが、私は人の感情を察知するのが苦手である。
表情や態度に表されないとその人の感情が動いた事が分からない。空気を読むとか微妙な表情を読むとかが出来ない。そういう事に対する感度が低いのだ。皮肉にも気が付かない。たまに後で思い返して、あれはもしかすると皮肉であったのかもしれないと首を傾げている。たぶん、ぶぶ漬けを出されてもその場では気が付かず、お礼を言って完食するであろう。相手の表情が読めないので自分の話が伝わっているかが判らず、ついつい饒舌になって言わずもがなの事まで言ってしまう。感情に気が付かないので、イラっとされているのも気が付かない。相手の感情が面にはっきり出てくれば判るのだが、そう、そうなった時は手遅れなのだ。

自分にそういう傾向があると気が付かせてくれた職場の同僚達には感謝している。それまでの私は回りがどんな感情を持つのか気にして居なかった。感度が低く、認識出来ないのであるから気が付きようもなかったのだ。同僚達は辛抱強く付合ってくれ、私が自分にかけている物がある事に気が付かせてくれた。ちょうど、理系男子とかコミュ障とかアスペとか流行り出していて、参考にするテキストがいろいろあったのも気付きの一助になった。どもりのクセもある私に付合うのは想像を絶する程の忍耐が必要であったであろう。かさねがさね感謝する。

他人に対する感度が低いのはどうしようもない。だが、感度が低いのを自覚して行動を変える事はできる。不惑を越えてからやっと気が付いたのではあるが、今からでも少しずつでも対人スキルを向上をしようと心がけている。が、まだまだ拙い物である。他にも足りていない事もあるだろう。だが、希望はある。信長の時代と違い、いまや人生80年。そのうちに100年になるのでは無いかという時代だ。せいぜいが人生の折り返しをしたかしないかぐらいだ。まだまだ先はあるとして精進していこう。私に付合わないといけない人々には気の毒であるが、袖すり合うも他生の縁という。あきらめて頂こう。

遅くなったが、今年もよろしくお願い致します。